七堵山区内にある添財レジャーファームは、高品質のキンモクセイや緑竹筍、桂竹筍が栽培されていることで名が知られ、基隆地区でも一、二位を争う栽培専門家で、「筍王」と呼ばれたこともあった。家屋の後ろ一列に並ぶ、樹齢60年以上、高さは2階建を超えるキンモクセイの木は、毎年旧暦8月の開花シーズンになると香りが溢れ、現在は基隆市政府により地方特色として保護されており、栽培されたキンモクセイの花はフラワーティーの原料として茶業者に大量購入されている。 夏と秋は農場を訪れるのに最適なシーズンであり、5~10月には農場内で筍狩りの体験が可能である。獲れたての新鮮な緑竹筍のサラダはとっても美味しく、桂竹筍の油炒めにしても良い。農場では野外炊飯もできるが、空気の湿度が高すぎると、食べ物に火が通りにくいため、カラッとした天気であることが望ましい。もしも運悪く雨が降っても、オーナーは彼のとっておきの特技-竹編器具を取出して、竹編DIYレッスンを提供し、竹編バッタDIYの作り方も教えてくれる。但し人数に限りがあるため、事前予が必須である。 園区内では柚子の木の里親活動も行なっており、興味がある方は一株育ててみれば、中秋節前後になると家族皆で柚子狩りをして、収穫の甘い喜びを味わうことができる。ここの柚子の木は一株通常100粒の実を結ぶため、思いっきり摘み取れること間違いなしだ。農場内では自家製農産品の販売もしており、たとえばキンモクセイシロップはまず新鮮なキンモクセイの花を蒸し、それから直接砂糖を加えてかき混ぜたもので、一般的に売られているキンモクセイシロップよりも色が濃く、香りもより濃厚である。干し筍も農業特産品の一つで、製作時に全く塩を加えていないため、料理に使用する際は長時間水に戻す必要が無く、角煮にも煮込みスープにも適している。 添財レジャーファームは地勢が高く、視野が広いため、瑪陵坑全体の竹林を見下ろすことができる。夏はアブラギリが満開となって、五月雪が山を覆い尽くし、秋はキンモクセイの香りが漂い、キンモクセイシロップの甘い味を収蔵する。湖畔沿いを散歩したり、腰を下ろしてお茶を嗜みながら美しい景色を眺めれば、雨の日も晴れの日もそれぞれの優雅さが感じられる。農場内には池と美しい茶園もあり、自然のままの美しい景色は、絶好のレジャースポットである。農場付近には大牛稠山登山歩道もあって、コースを歩き終えたら、ついでに添財レジャーファームに立ち寄り、お土産を買って帰るのも良いかもしれない!
添財農場
スポット地図
場所
基隆市七堵区大同街60号
電話
02-24310893
駐車場
駐車場があります。
時間
予約制
チケット
参観無料
旅
基隆市バス703号で「大同街60号站」下車、徒歩すぐ。