日本統治時代の外木山や大武崙濱海漁村には基隆市街へと続く道がなく、住人たちは海産物の運搬や日用品の購入のために山や尾根を超えて市街へと通いました。当時、この山道は「魚路古道」と呼ばれていましたが、後に便利な道路が整備されると次第に利用する人がいなくなり荒廃していきます。近年、海興游泳協会のボランティアたちが長期間に渡る清掃や歩道の整備を行い、再び利用できるようになったことをきっかけに「海興歩道」と命名されました。
海興歩道は全長950mで、道中には土を固めてできた小道や木々が作り出す木陰があり、季節を問わず快適に歩くことができます。また、途中にある「千年古道」と呼ばれる石造りの廟を過ぎると「基隆嶼」「大武崙濱海漁村」「大武崙山」「大武崙砲台」といった山海の絶景が一望できる3階建ての「観景塔」があります。そのまま歩くとイーグルウィッチングが楽しめる「老鷹岩」や「大武崙山」「大武崙砲台」へと続き、最後は「情人湖」の登山道へとたどり着きます。
海興歩道
スポット地図
場所
基隆市中山区安中産業道路
駐車場
道路沿いに駐車場があり、大型から小型の車まで駐車が可能。
時間
常時開放
チケット
チケット不要
旅
1. T99濱海奇基線に乗って「外木山駅」で下車。
2. 基隆市内バス305か310号に乗って「湖海路2.5公里」駅で下車し、大武崙澳仔福徳宮まで歩くと入り口がある。