情人湖公園は基隆市西郊外寮里の大武崙山山腹にあり、6つの小川が集まって出来たもので、基隆でも僅かな高地湖である。湖面はそれほど広くはないが、景色が麗しく、まるで庶民の家の美しい娘のようである。付近は木々が生い茂り、輝く湖は清々しくて、春夏シーズンには至る所で虫や鳥の鳴き声が聞こえ、色鮮やかなチョウが舞い、渡り鳥が飛び、自然を楽しむには最適のスポットである。 情人湖の元の名は「五叉埤」だったが、後に救国団基隆団委員会がよくこの場所でイベントを開催していたことから、情人湖(恋人湖)と名づけられた。湖には眺望亭、恋人吊り橋、眺望水岸ホーム、風車、環山及び環湖歩道といった施設が設置されており、歩道の両脇は生い茂る木々や各種植物の四季折々の姿が見られ、フィトンチッド溢れる森林浴を楽しむと同時に、湖や山を眺めることもでき、非常に趣を感じることができる。情人湖の北側に向かうと、海に面した山嶺まで通じる歩道があり、稜線の歩道から大海原を眺めると、岸辺にある澳底漁港だけでなく、遠くに基隆島や野柳岬を見ることもできる。 情人湖の名前の由来は、風景区内にある大小の二つの湖が繋がっており、ちょうど恋人が互いに寄り添い合っているように見えることから、その名が付けられたという、もう一つの言われがある。そのため、情人湖の上にある情人橋には特別な魔力があり、恋人同士でこの場所に来て、手を繋いで橋を渡り終えると、良い縁が結ばれるという、非常にロマンチックな伝説がある。この美しい伝説ゆえに、ウエディングフォトをこの場所で撮影する新人カップルが非常に多く、情人湖そばにある風変わりなデザインの風車もこの伝説に多くの美感をもたらしている。 情人湖の東にある砲台山は、近隣地区の最高峰であるばかりでなく、相当な歴史を持つ地区でもあり、山頂の大武崙砲台(国指定古跡)は清の道統年間に建てられ、清仏戦争時に遺された重要古跡の一つであり、塀や関連建築物が非常に多く保存され、周囲の古いガジュマルの木も根が張り巡らされており、当区に多くの趣を添えている。 情人湖風景区は外地からの観光客が絶対に立ち寄る場所で、景色が美しく、空気も清々しく、近くには大武崙砲台等スポットもあるため、観光コースの中に取り入れてみても良いだろう。
情人湖公園
スポット地図
場所
基隆市安楽区基金一路208巷付近
駐車場
駐車場があります。
時間
開放空間、時間限制なし。
チケット
参観無料
旅
1. 基隆市バス505、509号(安一路経由)で「情人湖路口站」下車、徒歩約30分。
2. 基隆市バス509号(麦金路経由)で「情人湖站」下車。